ABOUT

様々な種類の薬草を生産・加工し、本ページで販売致します。

≪大分薬草の会とは?≫
大分県大分市竹中・河原内を中心にした地域で、休耕田や里山を利用して薬草の栽培、採取及びその商品化を図ることで豊かな村づくりを目指す団体です。
本事業には大学の研究者が研究を目的として参加するほか、地域の高齢者や障がい者なども参加することで、活動の幅を広げています。

≪活動内容≫
1.薬草園づくり
2.薬草の商品化
3.薬草の里としての里山観光の推進
4.地域の荒廃した竹林などの環境整備等
5.学習会と情報発信

≪このONLINE SHOPの目的≫
・活動内容「2.薬草の商品化」事業の一環として、形にした商品の販売
・活動内容「5.情報発信」事業の一環として、ブログにて薬草の知識・状況を報告

≪薬草の会の考える課題≫
 近年農村部では高齢化や人口減少によって、荒廃した農地や山林が多くなっており、大きな問題となっている。しかし、その荒廃した農地や里山には、薬用植物をはじめとする有用植物が多数あり、利用されないままになっている。今後これらを有効に活用できれば新たな経済的価値を生み、豊かな農村づくり行う手だての一つになると考えている。
 全国的に農山村の荒廃が進んできて久しいが、課題は農山村での高齢化・人口減少による担い手不足と従来の米中心の作物栽培では収益が上がらず経営的に自立できないことに原因がある(経済の地域内循環がうまくいってない)。農山村の再生には、このミスマッチを解消することにあり、①薬草知識の習得②換金性の高い薬草・薬木栽培③高齢者・障がい者でも取り組める栽培(農福連携の推進)、④都市部との交流人口増加による担い手の確保⑤観光分野も活用した六次産業化などが必要である。
 どの地域でも課題はおおむね把握していると思うが、それが成果に結びつかないのは、地道な市民意識の涵養による地域での様々な団体とのネットワーク化や大学の有効活用が不足しているからである。 
・課題解決に向けた本活動の戦略、予想される障害リスクに対する対応策
 薬用植物の利活用に関しては注意しなければならないのは、薬用植物の毒性に対し正しい知識を持つことである。本事業では漢方医や大分大学医学部の研究者の協力体制を整えている。
 薬用植物の有効利用を図るには、医学分野の専門家による安全性の裏付けや商品開発のための実証的研究が必要となる。また、薬用植物についての調査や市民意識の涵養といった活動も並行して行うことが必要になってくる。このようなことから、本会の構成員も幅広い分野から求めていきたいと考えている。
 大分県は江戸時代の後期から明治にかけて薬草・医学啓蒙に尽力した帆足万里(日出町
身1778年〜1852年)や賀来飛霞(豊後高田市出身 1816年〜1894年)を排出した、本草
学の先進県としての心強い歴史があり、その継承・復活を目指していく。